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<<陶器の取り扱いについて>>
陶器には「吸水性」があるため、それにあわせたお手入れをすると良い状態で長くお使いいただけます。
(ちなみに「磁器」には吸水性がありません。)
初めてご使用する場合に、鍋に入れて煮る(そのまま自然冷却)・または一晩綺麗な水に漬けておく等の前処理をしてからご利用ください。
水分がしみ出る場合は米のとぎ汁で煮るなど、様々な方法が紹介されています。
お好みで選んでいただくのがいいと思います。
汚れがしみ込むのを防止して、染みが付きにくくなります。
また、料理を盛り付ける前に水に漬けておくことで、汁の吸い込みを防ぐとともに器がしっとりとして、料理の見栄えも良くなります。
使用後は柔らかいスポンジなどで速やかに洗ってください。
洗剤は中性洗剤をおすすめします。
汚れた水に長時間漬けっぱなしにすると、汚れを吸い込んでしまい、カビ・匂いの原因になります。
上絵付けや金彩は傷付きやすいので強くこすらないようご注意ください。
洗浄後は充分に乾かしてからしまってください。
陶器は吸水性がございますので、電子レンジ・オーブンでのご利用はお控えください。
陶器中の水分が蒸発時に負荷をかけてしまうためです。
特に金彩・銀彩を利用したものは危険ですので電子レンジのご利用はおやめください。
○電子レンジ
私自身は実験も兼ねて、頻繁に陶器を電子レンジ利用していますが、割れた・ヒビが入った等の経験はございません。
10年以上使っていてもそれらしいトラブルを経験していないので、大丈夫な気はします。
牛乳を温める程度にとどめておくといいと思います。
湿った器を使うと、食器そのものが加熱されるのでご注意ください。
油ものは特に高温になりやすいので避けるべきと思います。
上絵ものは繊細なのでやはり避けておくべきと思います。
(金彩・銀彩は危険ですので絶対入れないでください。)
○食器洗い機
普段食器洗い機を利用しておりますが、4年くらい使っている間にトラブルは経験していません。
陶器の食器洗い機利用については、問題ないとの意見と、傷付くのでやめてくださいとの意見が両方あるようです。
<<デメリット>>
吸水性があるため、洗剤や汚れを吸い込んでしまう可能性があります。
ご使用前に、水で目立つ汚れを流してからご利用していただくと良いと思います。
水流が強いので、小さなぐい呑みなどは特にご注意ください。
<<メリット>>
高温で洗った後、充分に乾燥させることが出来るので、衛生的です。
やっぱり「楽」です。
当方製作の上絵付食器には、食器用の耐酸絵の具を利用しております。
購入先に問い合わせたところ、耐アルカリも充分で性質上食器洗い機利用に問題ないとのことです。
ただし、食器同士のぶつかり合いの衝撃には弱いのでご注意願いますとの注意点もいただきました。
○ちょっと変わった使い方
・ビアマグ編
最初に、水の代わり「ビール」に数時間漬けて使った人が居ます。
結果は「美味しかった」そうです。
ちなみに、内側が焼き〆状態になっているビアマグは、最初の一杯目より2杯目からのほうが絶対美味しいと感じています。
ビールが器になじんだのかなぁ?と思います。
・アクセサリー編
わざと古びた雰囲気を出したくて、濃く入れた紅茶に入れて煮たそうです。
貫入が茶渋で着色されて、使い込んだような風合いになっていました。
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